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人類史上初の出来事で。

新入生ネタもいろいろあって、囲碁部の新入生がくるとやらで、3段といわれては真面目に活動しようと燃えたり、天文サークルの見学に来た生娘に萌えたり、いろいろいそがしいはっちぃです。こんばんわ。

でも、何より忙しいのが、この春の肉眼彗星ラッシュ。

一昨年あたりより騒がれていた「リニア彗星」「ニート彗星」のダブル肉眼彗星が、有史以来初めて、人間が同時に二つの肉眼彗星を見ることになる、とかいわれていて、その準備に大忙しの今月。
さらに忙しくなる事態発生。

新たな肉眼彗星発見。
「ブラッドフィールド彗星」は、先月24日に8等級で発見されたが、天候不順などにより確認が遅れ、報告がなされたのが28日、さらに確認作業が終了したのが今月8日となっていた。

このことから分かること・・・逆に、彗星発見のチャンス、ってのは、誰でもどうにかなる、ということか・・・

彗星が肉眼で見えること自体はあまり珍しくなく、2年に1度くらいは肉眼、つまり双眼鏡や望遠鏡などなくても観測できる彗星がやってくる。

ところが、ただいま、肉眼で観測できる彗星が天球上に3つ存在しており、多分そろそろ南半球ではそのうち「リニア彗星」「ニート彗星」が同時に観測できるようになる。
そして、来週には、北半球で「リニア彗星」「ブラッドフィールド彗星」が同時に観測できるようになっているハズだ。
非常に観測条件は厳しいが・・・

今、既にリニア彗星は明け方の東の空に見えているのですが、北半球で同時に二つ見る、最初のチャンスは、4月20日くらい(ブラッドフィールド彗星が何とか観測できる領域に来る)から25日前後(ブラッドフィールド彗星が急速に暗くなってゆく)までのわずか数日。
これで同時確認に成功したら、人類史上初の快挙になるわけです。
非常に厳しい条件で、本当に観測可能かどうか分からない、ともう一度確認するわけですが。

一応関連リンク
http://www.astroarts.co.jp/news/2004/04/13bradfield/index-j.shtml

というわけで、人類が始めて遭遇する瞬間に向けて、準備に余念が無いわけです。


と、興奮してみたところで、この興奮を分かっていただけない方のために、さらに彗星の話をつづけます。

彗星、ってのは古来より凶兆とされていまして、というのも、尾を引いた星が、予告もなしに現れる、というのは、昔の人にとっては本当に訳の分からない出来事なわけです。
訳の分からないこと、理解できないことを、人間に限らず動物は非常に恐れます。
そして、たまたま彗星がやってきた後に起こった動乱を、「彗星が現れたのは不吉を予兆していた」と考えるようになったんですね。

彗星についての研究は非常に遅れていました。
天動説が否定され、地動説が唱えられるようになって、物理法則に従って天体の運動が研究されるようになった頃でも、「彗星だけは別」という意識が人々には残っていました。
太陽系の天体は太陽の周りを楕円軌道(もしくは放物線、双曲線軌道で、2度と太陽の近くに戻ってこない天体もある)で回っているわけですが、「彗星は直線運動している」と信じられていた時期があったのです。
しかし、天文学者のハレー氏が、肉眼で見える大きな彗星が、約77年に1度、似たような軌道をとっている観測データの存在に気付いたのです。
その周期を研究した結果、ハレー氏は彗星がやってくる時期、その見た目上の軌道をほぼ正確に予報しました。
ハレー氏は、その彗星がやってくるのを見ることなく亡くなりましたが、予報の時期に、彗星は間違いなくやってきたのです。
これは、また彗星が太陽系の天体であることの何よりの証明でした。
その功績を称えて、その彗星は「ハレー彗星」と呼ばれるようになりました・・・

とはいえ、彗星がどのような物であるかはまだまだ研究不足でした。
ハレー彗星が非常に好条件で観測された1910年、「ハレー彗星の尾が地球を掠める」という噂が流れました。
ドラえもんで、のび太のおじいさんが、自転車のチューブを買いに行って、スネオのおじいさんに先に買い占められて・・・
という話がありましたが、「何が起こるかわからない」ということで、大パニックになったといいます。
この時、地球上で何も起こらず、彗星が非常に希薄な存在であることが判明したわけですが。

今では彗星がどのように尾を発生させるのか、どうして尾が発生するのか、探査機を飛ばしたりしてかなりわかってきています。
彗星の尾が残したチリが流星群を発生させること、そのチリの流れについての理論まで分かっているようです。

話を続けると止まらないので、ここいらあたりで止めておくとしますが、個人的に教えてくれといわれたらいくらでも教えますよ。
特に天文サークルに見学に来た女の子(特に今日俺が萌えてた方)なんか、じっくりと教えてあげるから、俺に惚れるといいよ。(今日の日記はこれがいいたかった)
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by blue_blog | 2004-04-14 23:29 | 青色日記帳